Sunday, November 8, 2009

アメリカの医療事情(その②)

アメリカで病院・クリニックには学生時代の保険室(軽いクリニック並みだった)以外は行ったことがなくて、ただいま標準検査をしてくれるところを探すので一苦労している。

前回も言ったように、アメリカと日本の医療はシステムが違い過ぎる。特に専門用語となると、外来語をサラッと言われてしまうと、思考回路停止に陥る。今言ったことをメールで繰り返してくれないか、と毎回思う。もしくはスペルを言って、そしたら後で意味調べられるからとも思う。特に番号系を早口で言われると最初の一桁でメモるのを止める。何故か分からないけど、未だに英語になると「0ゼロ」と「1ワン」がごちゃごちゃになる。自分では「0」と言ったつもりでも「1」と言っている。たまに左右がごちゃごちゃになると言う人と似たような感じ。

さて、アメリカのクリニックというのはたまに一見さんお断りのところもあったりする。
なので調べるには
① 自分の保険会社が適応されるか
② 自分の保険がHMOかPPOか* 
③ 新患者を受け入れてくれるか
④ Internal Medicine(14歳以上)かFamily(小児含)か

というのは必須。医師が複数勤務するクリニックでも「Dr. John Smithなら何曜日に居るけど、彼でもいいか?」などとこちらの意志を絞って聞かれる。「初めて電話します」って言ってるのに。他人とか他機関から紹介されるパターンが多いということなのか?

そして医者探しをしているときに聞かれるのが「そのドクターの卒業した医大の名前を知りたいですか?」

入り口からして既に複雑・・・。

早く、内科医ならここ、目医者&歯医者ならここ、皮膚科ならここというルーティンを分かりたい。


*HMO(Health Maintenance Organization)とはいわゆる主治医制度でどんな診療であってもまずその担当主治医に相談しないといけない。治療内容が専門以外であると、紹介状を書いてもらい他の医者へ行く。紹介状なしに主治医以外のドアを叩いてしまうと、保険が適応されない。
PPO(Preferred Provider Organization)とはどの医者に行ってもOK。違いは自己負担額がHMOより高くなる。HMOもPPOも、自分の保険会社を適応してくれるネットワークの医者でないと自己負担。

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