Thursday, September 24, 2009

9月の冬支度

いつもなら30度は越えて湿気もあるらしいのに、今年の夏は涼しくてクーラーを使用した回数が片手プラス数回という、光熱費代に優しい夏だった・・・。生まれも育ちも暖かい和歌山の私は、去年まともにNYの冬を体験したものの(雪が積もるので冬用ブーツ必須とか、電車は遅れまくるとか、雪が解けかけると地面がアイスリンク状態になるので、車のスリップ事故や転倒が多いっていうことと、やたらと人が会社を休みがちになるとか)ビルの実家にいたので、出発前の5分は車のエンジンを温めていたり、車の窓に積もってほっておくと氷のようになるので雪かきできる小道具を常備しておいたりくらいで、家をあげての冬支度なんてものは、初めてで少し緊張している。
そんな中ビルが言った一言で「そうよな~、さすが雪国の人間!」と思ったことと言えば・・・。
今私たちが使ってる車は2台。ピックアップトラックである1歳のMr. Redfordとビル母がもう乗っていない20歳のエクスプローラー。そのエクスプローラー、一応4駆でありながらその機能はずっと前に無くなってしまったエアコンが効かない車。数週間前の運転中、マフラー(車の排気ガス排出の際、排気音を低減させる方の・・・)が飛んでいって(サビまくっていたので)暴走族のように「ブォンブォン」と唸りながらコネチカットの町を闊歩していて、昨日マフラーの修理代4万円(痛い)を経て、さー、これからも頑張ってくれよーと心の中でエールを送っていたところ。
ビルが「分かってると思うけど、この車では冬は過ごされへんからね」と言った。
暖房も効かないのでデフロスターもない。そんな中片道30分の運転は不可能。マイナス10度とか20度とかになる真冬に暖房器具がないなんて、フリーウェイの上で遭難、そして凍結・・・。しかもうちの近所は軽い上り下りの道が多い。20歳の4駆機能がなくなった車で登るのはこれまたほぼ無茶。簡単にも「もう一台車を買わないとね」と言われた。
ということで、冬が始まる前に車(出来れば4駆機能のある2年落ち)を探すことになりました。
プリウスを・・・と考えていた数年前の夢が更に遠のく・・・。

















Wednesday, September 23, 2009

国連渋滞

昨日NYに着いて会社までいつも通り歩いていこうとすると、いつもの何十倍ものNYPDたち。しかも、交通規制とかしていて「何事?!有名人でも来るのか?!」と軽く考えていたら、国連総会じゃないか!普段いかに新聞の社会欄を飛ばして読んでいるかがよく分かる。
会社から国連までは徒歩約15分。会社のあるMidtownには豪華なホテルが軒並み連なる。 テニスのUS Openが開催された今月頭には会社と駅間のホテル前に公式車なるものが並んでいたりして、有名人目撃率も多いらしい。
国連が近いのと、豪華ホテルが多いのとで、各国重要人物がお泊りしているみたいで、警備がすごい。
今日なんか交通規制だけでなく、道を封鎖してパトカーと制服を着た人たちと、首から身分証を提げたメディアたちとでごった返していた。いきなり横一線の道を一揆に封鎖したもんなので、駅までは数ブロックというのに道を横断することもできなくなってしまった(ラッシュアワーを避けろ!!)迂回もできない(なんせ横一線を大規模に閉めたから)
通勤者には電車の時間というものがあって、みんなの怒りは激しかった。
「5分したら一時的に封鎖を解除すると10分前に言われたきり」
とか
www.f#@kingUN.comを見たらいつ解除するか分かるんじゃない」
とか皮肉&嫌味がすごいすごい。
そして 待つこと15分。
電車に本格的に間に合わなくなるではないかと、近くにいたNYPDに
「地下鉄を乗る以外(←徒歩5分の距離)にGrand Centralに行く方法は?」
と聞いてみると「地下鉄に乗れ」とそっけない。
「それ以外に方法はないと?」
「地下鉄に乗れ」
お前ら税金でご飯食べてる身分が!!と内心激怒しつつ電車に乗り遅れたくなかったので地下鉄に乗ってGrand Centralまで行った。
周りには私と同じ境遇の人たちが非常に目立った。
この大不景気で収入ががた落ちした電車会社の陰謀か?とまで思った。
いやしかし、すごい迷惑。
前もって交通規制の案内を出してくれたり、気をつかってくれればいいのに!

Friday, September 18, 2009

ポッドキャスト


iPodを持ってる人??
帰りの電車の中で必ずPodcastを聞いているんですけど
好きで好きで仕方ない番組?Podcast?があって。
日本に居たときから彼の面白みが気になっていたけど
それにしても、Podcastで流れてるのでもっとファンになった。

それは・・・

「安住紳一郎の日曜天国」

言わずと知れたTBSのアナウンサーですが
彼が使う言葉の言い回しにただただ感心する。
あそこまで詰まらずに、ポンポンと軽快良く言葉(しかも丁寧で書き言葉っぽい)が出てくるなと、電車の中で一人でかなり笑っている。
初めて聞き始めたときは、タイトルとかアシスタントの人とかバックミュージックとか、とにかく昭和のにおいがプンプンしてたのが、今ではすっかりはまって、更新するのが楽しみで仕方ない。

ということですので、是非お勧め!!
すっごいすっごい面白いんで、一人だけで楽しんでたくないというか・・・。

Tuesday, September 15, 2009

Sleepless in Manhattan

ビルが過労による肺炎と闘いながらも、我が家のリフォームは続く。

イタリア(タイルが有名らしい)の血が4分の1あるビルは、いろんな事に器用だった。
始めキッチンのカウンターをよくあちこちで見るプラスチックのマイカと呼ばれる素材にするつもりが、自分たちで見積もってみると約7万円。「タイルにしたら格好いいかも?!」のビルの一言で、素材価格がそこまで変わらなかったこともあり、思い切って御影石で敷き詰めたカウンターに大改造することになった。もともと白だったから、逆に黒にしたらシックでモダンになるとウキウキしながらHome Depotにある在庫全てを買い占めた。
セメントボードと呼ばれるセメント版ベニア板をまず下に敷いて、ダイアモンド型にタイル専用ボンドで貼り付けていった。それから、タイルとタイルの隙間にグラウトと呼ばれるセメントを注入(タイルが黒なので、濃灰色をチョイス)
床が非常に汚れたものの、近い将来今の床(6角形のプラスチックを並べて繋げた非常に古臭いデザイン)を剥いで、はだしで歩けるように新しい床を敷く予定なので、黒ずんで汚くなってもさほど気にもせず。
それにしてもアメリカ人というものは、日本だとプロに頼むことでも自分たちでやってのけるDIY(Do It Yourself)感覚が鋭い。ま、私たちの場合はプロに依頼するお金はないので、ビルがハンディーで万歳。更なるリフォーム行程はいずれ・・・。
★☆★☆★☆★☆★☆★
そんなまだゲストをお迎えするどころではなかったときに、カリフォルニア時代のめちゃめちゃ仲の良いゆみちゃんが彼女の30歳の誕生日を記念して、遊びに来てくれた。快適な家を提供できず申し訳ない・・・。
私とゆみちゃんは弾丸トーカー。電話をすれば4時間は当たり前。とりあえずお互いよく喋る。喋りすぎで喉が痛くなるのは日常茶飯事。
ということで、マンハッタン勤務が9ヶ月になるくせに、会社と家の往復のみで、未だどこがどこにあるかも何にも分かっていない私と、11年振りにNYを訪れたゆみちゃんとの観光が始まった。
自由の女神あたりはお互い何年も前に済だったたので、今回は自由の女神に次ぐベタな観光スポットへ行った。
その中の一つは、NY Public Library(ビルの聖なる映画であるゴーストバスターズのロケ地)。観光客が多くて、館内で普通に勉強してたりリサーチとかしてる人たちには迷惑極まりない。私たちは地元人っぽく図書カードを作ってみたりした(いつ本を借りる機会があるか分からんし・・・。ないない!)
他に行った場所と言えば、クライスラービル・五番街・ブルックリンブリッジ・サウスストリートシーポート・ワールドトレードセンター跡地・ウォール街・・・などなどマンハッタンは有名な場所が多い。博物館&美術館も多いし、セレブの家も多い。私のカメラに入ってる他に行った観光地は国連。いつもは万国旗がわっさわさと風になびいているものの、今回は何にもなし。馬に乗った警官もおらず(週末だったから?)
↓ 銃口が結ばれた平和を訴えるオブジェ ↓

NYと言えばもちろんブロードウェイ。通常価格では1万円以上はしてしまうので、前もって半額チケットをネットで購入。「シカゴ」を見に行く。2時間半のショーも楽しくてあっと言う間。

そしてタイムズスクエアのど真ん中でジャンプ。
「写真撮ってもらってもいいですか?飛ぶんでお願いします」っていきなり言っても「は?!」と言われることはなく、みんな快くジャンプの瞬間を頑張って撮ってくれる。
とにかく観光客の数が半端ない。カメラと買い物袋をいくつもさげた人たちでゴミゴミしている(渋谷のスクランブル交差点ほどではないけどね)
「シカゴ」で高度の高い歌とダンスを見た直後で興奮冷めやらぬ状態の私たちは、その場で立ち見の「マンマミーア」を購入。$21と安い!ビルのiPodでABBAの曲(全ての挿入曲がABBAのもの)を予習しておいてよかった!最後はみんながスタンディングでABBAの「ダンシング・クイーン」を熱唱。分かりやすい可愛らしい話だった。
2夜連続で終電を逃した・・・。
マンハッタンはエキサイティングでアートな街だと再確認。
見ること&すること&買うものが山ほどある。
でも私はそこに住めって言われたら絶対断るけど。
車の排気ガスと人ごみとのミックスで酸欠になる。

Friday, September 11, 2009

健康保険があって良かった

日本のアイレ英語学校で働いていたときは、子供たちからとにかく風邪菌をもらってきては、毎月のように風邪をひいていたビル。
アメリカに来てから子供と接する機会がグッと減って、健康な期間が結構続いた・・・。と思っていたらみるみるうちに体調が悪くなり、咳が止まらなくなった。数日ほったらかしにしていて、悪化する一方だったので近くの大きめの病院へアポなしで行った。
なんとなんと、病名は肺炎だった!
そんな合併症でもなければ聞かない名前に逆に驚いてしまった。
当人はというと、自分は肺炎か気管支炎だと当初から自己診断をしていたので、ショックな様子もなくシューシューと吸入しつつ冷静だった。そんな来院の翌々日くらいから顔に覇気が見られ始め、急ピッチで回復をしてきましたが、医者(というか処方された薬)というのはすごい!とつくづく感心。