Monday, December 7, 2009

Trip to Philly!

私の誕生日ということで、ビルと小旅行に行ってきました。
去年の今頃は家探しの真っ最中で、人生ワースト①のガラスも割れた汚いモーテルに泊まったりしてこれまた思い出に残っているわけですが、今回は私の行きたいところばかりをセレクトして私が予定を組みました。
その場所とは・・・

フィラデルフィア

ペンシルベニア州の州都です。ワシントンDCに首都建設している間の10年間 首都を勤めた北米有数の世界都市。通過したことはあってもじっくり見たこともなかったので、片道3時間とさほど遠くないこの地を選んでみました。
そして私営駐車場から私の今回のフィラデルフィア一番の訪問目的であったムター博物館へ!
ここは1856年にもともと外科教授だったムター先生が、彼のコレクションをフィラデルフィアカレッジに寄付したのがきっかけ。19世紀に研究用にと世界中から取り寄せられた100以上の頭蓋骨や、キュリー夫人が実際使っていたラジウムの機械とか、シャム双生児とか奇形の標本がホルマリン漬けになってる。脳みその輪切り。成長段階の胎児のホルマリン漬け。人間の皮で作った手帳。特殊な手法で血管だけを残したホルマリン漬け、せっけんおばさん(18世紀に黄熱病で死亡して、その博物館の近所に埋葬されたところ、身体の脂肪分が石鹸状になった死体)、実際の人から生えた角・・・と、模型もなかにはあるものの、たいていが実物。



さほど大きくない建物で普通の人なら2時間くらいで見終わる(と思う)ところ、私たちはそこで5時間!いやー、じっくりと説明を全部読んで、隅々まで堪能した。フィラデルフィアの町をほとんど見ることなく(独立記念館とか自由の鐘とか有名観光箇所もあったのに)すでに時は夕方。次の予定地であるランカスターに移動してその日泊まるホテルを探すことに・・・。




ガイドブックを見て決めたところはLititz。名前が可愛い。
1756年創設のホテルに泊まることに。当時の家具とか内装のままで、ビクトリア調のアンティーク。床は歩くとギーギー言う。


ホテルには図書館がある。図書館と言っても7畳くらいの寛ぎスペースと本棚がある部屋。


リティッツの町(↓)






そして、第2の目的地のアーミッシュの村へ。



アーミッシュとは宗教信仰による理由で質素な生活を送っている人たち。
電気・水道・自動車を使わず、飾ることをしない。



これが伝統的なアーミッシュの家のキッチン。電気がないので、冷蔵庫や明かりはプロパンガスを使用。鏡が男性が髭を剃るのに使用するのみで、女性は鏡を見ることや化粧も禁止。写真を飾ることも禁止(カレンダーの写真のみOK)
現在アメリカ・カナダ・中南米に125,000人ほどいるらしい。





これがアーミッシュの服(↓)。派手な色の服も着ない。ベルト(代わりにサスペンダー)も安全ピンも使わない。既婚女性は白い服を着てはいけない。



牛・馬・ヤギ・鶏などを飼っている。アメリカで普段飲んでるミルクがアーミッシュの人たちから来てても不思議はないらしい。



アーミッシュは自動車に乗らず馬車を使用。



勉強したあとの第3の目的地は・・・
ハーシーズの工場




工場近隣の町の街灯はキスチョコ(↑)のカタチに(↓)




上のラッピングされたキスチョコ・包み紙のないキスチョコが代わる代わる並ぶ。
そして、通りの名前はもちろん・・・



かわいすぎる!

工場の真横は遊園地になっていて、乗り物に乗ってチョコレートの製作工程が学べる。
家族連れが非常に多い。
静かなChocolate Avenueからは想像も出来ないくらい人がすごかった。
そして世界最大のハーシーズの製品が並んでいてテンションが更に上がった!

フィラデルフィアに来たら必ず食べろと言われる「Philly's Cheese Steak」を食べる時間もなかったし、フィラデルフィアの他の観光地を訪ねる時間もなかったけど、雨になるという天気予報もはずれ、天気に恵まれた満足100%の楽しい楽しい旅でした。

来年はマサチューセッツにあるセーラムという魔女狩りで有名な町かなーと軽く二人で計画している・・・。

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