Monday, December 21, 2009

Block Party

ビルが週末に休みになることが最近少なくお互いの休みが合わなかった昨今、今週末は吹雪くとニュースで流れていたおかげで、週末土日とビルが急遽休みになりました(私は週末は通常通り休み)。ということで、5月に引っ越してきてもうすぐ8ヶ月になろうというのに、近所に挨拶に行っていない!と常日頃気になっていた事を片付けようと、近所挨拶回りを始めることに。

まず大量のクッキー(しめて$150!クッキーだけで・・・)と紙皿やらラッピンクリボンなどを購入。帰宅してから小分けにしていろんな種類が詰まったクッキー皿をせっせと作る。同じストリートに住むのは約25世帯ほど。余分に30皿のクッキーを作って家を出たときには既に夜の7時過ぎ・・・。ちらほらと粉雪が降り始めた。

外気温が-5度くらいで雪が降り続くと、積もるのが早い早い。一番奥の家からスタート(私たちの家は一番手前)した時点では3センチは積もってた。暗いわ雪が降ってるわで、私は一瞬ですっかり方向感覚をなくす(もともと方向音痴ではあるが)
道のまん前に家が並んでいるわけではなく、そこからそれぞれが私道に入って行ったりするのでやたらとグルグル車で周る羽目に。近所の人たちに、こんな吹雪の夜に見知らぬ二人がいきなり訪ねてきて明らかに不審がられながらも「明日のBlock Party覚えてる?」と念を押される。

そう、今日日曜はBlock Party(同じストリートに住んでる人たちのパーティ)の日。当初は正直行くつもりはなかったのに、近所に挨拶をしてるうちに、これがかなり重要なものであることが分かってきた私たち。というのも私たちが「5月に引っ越してきました。宜しく。このストリートの右側一つ目の家です」と自己紹介すると「あー、あの螺旋階段の家ね。最近赤いクリスマスの飾りを飾りだしたね」とか「最近窓を新しくした家ね」とか「前住人が病気だったから、かなり家の状態が悪いね」とか「最近なくなったけど、長い間家の前に便器が置いてあったよね」とか、やたらとすごい情報を持ってる。そのストリートの一つ目の家ということで、そこに住む残り24軒は必ず私たちの家の前を通るわけだけど(他に抜け道がない)、みんなが興味深く観察してるのは100%なわけで、新人がパーティに参加しないわけにはいかない状況がようやく読めてきた。

ということで、先ほどパーティに行ってきました。
30人ほどの人たちが集まって、立食のオードブルパーティをしていた。人の顔を覚えれない私にとって、みんなが同じ顔に見える。(向こうにしてみれば私たちは唯一の新人でしかも私は唯一の日本人。目立ったと思う)昨日挨拶に行って会った事ある人かどうかもビルに一々確認しないと分からない始末。しかも昨日挨拶に行ったとはいえ、吹雪で寒くて、一家庭での挨拶平均時間は3分ほど。名前と顔の一致どころの騒ぎではない。年齢も私たちが一番若く、他の人たちは子持ちで30代後半から60代と生活が落ち着いた人たちが多い。

緊張してたけど、フレンドリーにいろんな人が話しに来てくれ、お開きギリギリまで楽しく過ごせたと思う。Mission complete... 毎年恒例のイベントで、開催者は毎年違う家が受け持つことになっているらしい・・・。いつか私たちの順番もくる・・・。

 追記 
昨日挨拶回りをしてるときに、雪の上で見事にすってん転んで頭を強打。首に振動が来たらしく、寝違えたみたいに首を回せないどころか、しゃみとか咳をする度にも痛くて仕方ない。スパイクの少ない靴を履いていた自分が悪いとはいえ、その住人をその後しばらくは罵ってやった。
私たちが家を買った時に入った住宅保険。そのオプションとして「自分の敷地内で他人が怪我をした場合に訴えられたとき用」の保険にも入った。例えば郵便屋さんが配達中に私たちの車道で転んで足の骨を折って私たちを訴えた場合、その保険を使って弁護士を雇うというもの。あり得ないようなアメリカじゃぁ余裕であり得る話でした・・・。



Monday, December 14, 2009

Uncle Newman

コネチカットも冬到来。寒くなってきました。
昼で0度。夜は-7度くらい
普段ビルが30分の距離のフェリー乗り場までビル母から借りてた19年もののフォード・エクスプローラーで運転していたのを、ビルが休みのときに乗ってみました。春とか夏はまだいいものの、寒くなって乗ってビックリ。まず冷暖房が壊れている。デフロスターも壊れている。なので、寒い日に窓ガラスに霜が降りているのを除去することが出来ない。その結果、視界が曇っていて非常に危険。そして寒くて車の中でガチガチと震える。あと、4駆機能も壊れているので地面に雪が少しでも積もると乗り越えれない。これはまずい。死活問題。事を急がねば・・・と、度重なるリサーチの結果、ToyoyaのRav4を購入することに。

10月の末からいろんなToyotaのディーラー訪問して価格の交渉にあたり判明したこと。

まずToyotaは車市場で今やTop1の会社であり、評判も良い。ましてや4駆機能がある中でRav4は値段もそこそこということで、何もしなくても勝手に売れてしまう状態。価値が一人歩きしてくれている感じ。なので、どこに行っても値段はどこも一緒。値引きはしてくれない。金持ちエリアでもそうでないエリアでも同金額を提示される。値段の交渉を諦めて、契約に移ることに。この不景気を見越して、Toyotaの工場が生産数を落としたことで、市場に回ってくる台数も限られているらしく、10月末に依頼した車がようやく入ってきたのが12月3日でした。色はBlack Forest Pearl。つまりは黒っぽい緑色。なかなか格好いい外見に二人で大満足。

さて、名前を付けなければと練った結果、考え出した名前は・・・

Uncle Newman

理由は、購入したディーラーの場所がWestport(ポール・ニューマンで有名な地)であることから。ビル曰く、ポール・ニューマンもロバート・レッドフォードも同じ映画で共演したことが多いから仲良しで調度いいと。

Mr.Redford(トラック)の燃費の悪さから、ビルのMr.Redfordに毎日乗るのは5分離れた駅まで運転するだけの私、そして片道30分の距離を運転するビルが私のUncle Newmanに乗ることに。正直トラックは小回りが利かないうえに、座高が高すぎて(通常はドアのところにステップを付けて楽に乗る仕組みになってるけど、そのステップが約6万くらいするので、買うのを延期している状態)ザ・男車であるので(しかも真っ赤で目立ち過ぎる)、私はこの判断に不満であるけど、燃費と私たちの財政面を考えるとやむを得ない。

納車された数日後には雪が降って、7㌢積もった。生まれて初めて4駆機能とやらを使ってみた。冬本番になると60㌢は積もるらしい。通常の道は市町村の除雪車が雪を処理してくれるけど、ドアから道までの私道は誰も何もしてくれない。お金に余裕のある人はプロを雇って(70ドルくらい)除雪してもらうらしいけど、うちは全くそのような余裕がないので、ビルが朝から雪かきをする日も近いかも・・・。独立して初めての冬越え・・・。緊張。長靴を買わないとな・・・(雪の上を歩くので足がびちゃびちゃになる)

Monday, December 7, 2009

Trip to Philly!

私の誕生日ということで、ビルと小旅行に行ってきました。
去年の今頃は家探しの真っ最中で、人生ワースト①のガラスも割れた汚いモーテルに泊まったりしてこれまた思い出に残っているわけですが、今回は私の行きたいところばかりをセレクトして私が予定を組みました。
その場所とは・・・

フィラデルフィア

ペンシルベニア州の州都です。ワシントンDCに首都建設している間の10年間 首都を勤めた北米有数の世界都市。通過したことはあってもじっくり見たこともなかったので、片道3時間とさほど遠くないこの地を選んでみました。
そして私営駐車場から私の今回のフィラデルフィア一番の訪問目的であったムター博物館へ!
ここは1856年にもともと外科教授だったムター先生が、彼のコレクションをフィラデルフィアカレッジに寄付したのがきっかけ。19世紀に研究用にと世界中から取り寄せられた100以上の頭蓋骨や、キュリー夫人が実際使っていたラジウムの機械とか、シャム双生児とか奇形の標本がホルマリン漬けになってる。脳みその輪切り。成長段階の胎児のホルマリン漬け。人間の皮で作った手帳。特殊な手法で血管だけを残したホルマリン漬け、せっけんおばさん(18世紀に黄熱病で死亡して、その博物館の近所に埋葬されたところ、身体の脂肪分が石鹸状になった死体)、実際の人から生えた角・・・と、模型もなかにはあるものの、たいていが実物。



さほど大きくない建物で普通の人なら2時間くらいで見終わる(と思う)ところ、私たちはそこで5時間!いやー、じっくりと説明を全部読んで、隅々まで堪能した。フィラデルフィアの町をほとんど見ることなく(独立記念館とか自由の鐘とか有名観光箇所もあったのに)すでに時は夕方。次の予定地であるランカスターに移動してその日泊まるホテルを探すことに・・・。




ガイドブックを見て決めたところはLititz。名前が可愛い。
1756年創設のホテルに泊まることに。当時の家具とか内装のままで、ビクトリア調のアンティーク。床は歩くとギーギー言う。


ホテルには図書館がある。図書館と言っても7畳くらいの寛ぎスペースと本棚がある部屋。


リティッツの町(↓)






そして、第2の目的地のアーミッシュの村へ。



アーミッシュとは宗教信仰による理由で質素な生活を送っている人たち。
電気・水道・自動車を使わず、飾ることをしない。



これが伝統的なアーミッシュの家のキッチン。電気がないので、冷蔵庫や明かりはプロパンガスを使用。鏡が男性が髭を剃るのに使用するのみで、女性は鏡を見ることや化粧も禁止。写真を飾ることも禁止(カレンダーの写真のみOK)
現在アメリカ・カナダ・中南米に125,000人ほどいるらしい。





これがアーミッシュの服(↓)。派手な色の服も着ない。ベルト(代わりにサスペンダー)も安全ピンも使わない。既婚女性は白い服を着てはいけない。



牛・馬・ヤギ・鶏などを飼っている。アメリカで普段飲んでるミルクがアーミッシュの人たちから来てても不思議はないらしい。



アーミッシュは自動車に乗らず馬車を使用。



勉強したあとの第3の目的地は・・・
ハーシーズの工場




工場近隣の町の街灯はキスチョコ(↑)のカタチに(↓)




上のラッピングされたキスチョコ・包み紙のないキスチョコが代わる代わる並ぶ。
そして、通りの名前はもちろん・・・



かわいすぎる!

工場の真横は遊園地になっていて、乗り物に乗ってチョコレートの製作工程が学べる。
家族連れが非常に多い。
静かなChocolate Avenueからは想像も出来ないくらい人がすごかった。
そして世界最大のハーシーズの製品が並んでいてテンションが更に上がった!

フィラデルフィアに来たら必ず食べろと言われる「Philly's Cheese Steak」を食べる時間もなかったし、フィラデルフィアの他の観光地を訪ねる時間もなかったけど、雨になるという天気予報もはずれ、天気に恵まれた満足100%の楽しい楽しい旅でした。

来年はマサチューセッツにあるセーラムという魔女狩りで有名な町かなーと軽く二人で計画している・・・。