アスワンハイダム
警察がチップ乞いしてきたり、頭で「??」がチラホラする。こういう国では、きっと疑問に思ってはいけない気が段々してくる "o(-_-;*) ウゥム…
私は日本に居る時から、エジプトの砂を持って帰ってくるぞと ジップロック持参でこの時を待っていた!(さながら甲子園球児)
他の人たちは、飲み終わった水のペットボトルに入れてた。頭いい~。みんなが各自 結構な量の砂を持ち帰って、この国の砂は確実に毎日毎日 大量に無くなってるけど、いずれは持ち帰り規制されてしまう日も来るんやろうか・・・?
ラムセス2世とは→→
↑ ラムセス2世のカルトゥーシュ ↑
彼のミイラは明後日行くカイロ博物館(エジプト考古学博物館)で展示されている。20世紀後半に修復&調査のためにフランスに行ったとき、ラムセス2世のミイラのために、エジプト人用のパスポートも支給されて、
職業欄は「ファラオ」だったらしい(笑) \(*´▽`*)/
4体中 左から2番目の像は頭が崩れ落ちていて足元に転がっている。4体ともラムセス2世像で、左→右が青年期→老人期と叙々に表情が違うらしい。
よ~く見てみれば・・・
確かに目の大きさと
ラムセス2世がヒッタイトと戦って勝利したと言われている
「カディッシュの戦い」
巨大でとにかく鳥肌もの。
ヾ(゚ー゚ヾ)~アッチヘフラフラ・・・
長年この神殿は砂に埋もれていて、時と共に忘れ去られたところ、19世紀に出入り口を発掘した探険家によって発見。彼はインディ・ジョーンズのモデルになったとか、なってないとか。 どっちや!ヾ(-д-;)
さきほどのアスワンハイダムの建設時に水没の危機に瀕し、ユネスコによって救済されたことでも有名。1963年、世界中から3000人の技術者が集まって5年の歳月をかけて、1036のブロックに解体されて、遺跡丸々60m高台に移された大ニュースがきっかけで、世界文化遺産に登録された。
そしてすごいのは、神殿の一番奥(65m)にある至聖所にある4体の座像
↑ ラムセスとネフェルタリ ↑
そして、最寄のホテルまで夕食を取りに帰りました。観光客はアブシンベルでは宿泊する人が少ないらしく、観光地であるにもかかわらず、ホテルはたったの2つ-セティとネフェルタリ。私たちが泊まったネフェルタリは・・・今までが5つ星ホテルにお泊りさせてもらってたので、気持ちが贅沢になってしまっていたのか「あれ?他と違うな~」という印象が拭い切れなかった。(最後にH.I.S.から渡されたアンケートにも「ネフェルタリ・アブシンベル以外のホテルは満足されましたか?」だったし)
そして、忘れもしない「トイレ事件」・・・。まず、行った時には停電で暗めの中ランチを食べて、そして水道も止まってて。そのうち電気が戻って「さて部屋に行ってトイレでも」と水を流そうとすると、流れない。ノブが軽く動くだけ。あれ~と思って、すぐ横の洗面台を確認したけど、細くチョロチョロ~っと茶色いお湯が出るだけ。停電は30分も前に解消されてるのに・・・と、部屋の前を通った現地エジプト人の係りの人に尋ねた。その人は観光地にしては珍しく英語も日本語も一切喋れないスーパーエジプシャンだった。アラビア語が喋れない私は必死にジェスチャーでトイレまで来てもらい、水が出ないんですけど~と伝えてみる。アラビア語オンリーで説明してくれるおじさんは、何の迷いもなく、私の尿が浸る便器に手を突っ込んで、その中の使用済みのトイレットペーパーを掴み取ってゴミ箱にベチャっと捨ててくれて「OK、OK!」と親指グーをしながら超笑顔で去っていった。しかも手首まで私の尿が付いたにもかかわらず、自分の服で拭きながら・・・。ドアまでおじさんをお見送りして、(今のは一体?そして何がOK!なんだ?!とグルグル考えながら)かなりビックリして呆気に取られてしまった・・・。強烈な印象を残していった~~。恐るべし係りのおじさん!
そのホテルはお庭というものもなかったので、特にすることもなく(テレビもアラビア語チャンネルしか映らんかったし)さっさとロビーに行ってみる。案の定誰もいない!ひたすらボーっとしてると集合時間前にチラホラツアー客たちが集まってくる。何人かに今起こったトイレ事件を伝えたら(ずっと誰かに聞いてほしかった!) 「へ~、それは良い経験をしたねぇ」と。まぁ、《良い経験》か。
その日の最後は、アブシンベル宿泊客しか見れないという、アブシンベル神殿の35分の音と光のショーへ。
昼間は気付かなかったけど、アブシンベル大小神殿の前にコンクリートのベンチ席があって自由に座って、3250年前に建造された遺跡をスクリーンとして投影させる映像を迫力音楽&日本語ナレーション付きで見るというもの。(その夜その夜で過半数の客の母国語-日本語、英語、ロシア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、アラビア語の7ヶ国語-をメインとしてナレーションされる。その夜は日本語だった。ラッキー。それ以外の人はイヤホンで聴く)歴史とユネスコ移築の様子を説明してくれる。
楽しんでる人たちが多い中、私は3250年も前に作られた世界遺産を商業に使ってるのがイヤやな~と正直思いました。音と光のショーをしてるのはアブシンベルだけではなく、この頃、唯一持参していた目覚ましが壊れ、100均で買った時計にアラーム機能なんてもちろんなく、iPodのアラームの使い方もよく分からず、電話でのモーニングコールに頼るようになる。
旅も半分を過ぎて残すはあと3日・・・ (*'O'*)お(*'∇'*)や(*'・'*)す(*'ー'*)み♪
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