Monday, February 23, 2009

アメリカ公共交通事情 VS 福知山線

アメリカの公共交通機関は 時間厳守ではない。
というか、時間通りに来る方が珍しい。
数分から10分まで遅れて来る。私が乗るSt. James という駅は始発駅から数えてたった3つ目(始発駅に近く終点駅までいくから通勤時間が2時間にもなる・・・)にあるというにも関わらず、遅れて来る。日本人感覚で考えると逆に不思議で仕方ない。
で、電車が止まる地点も常にずれている。朝はまだましなものの、帰りの電車なんか、毎回同じ車両に座って、同じドアから出ても停車位置が毎回違う。ずれて止まる距離が約数メートルから10メートル。これも不思議で仕方ない。
2005年の4月に福知山線尼崎駅と塚口駅間で起こった列車脱線転覆事故とは極端。当時、直前の停車駅である伊丹駅で70メートルのオーバーランをして、そのタイムロスを取り戻そうとして、通常以上のスピードでカーブに差し掛かり、ブレーキを踏むのが遅れたために脱線して、電車がマンションに突っ込んだ事故。日本史上過去最悪の107人の犠牲者を出したというのは、私たちの記憶にも新しいはず。
日本では電車は時間通りにばっちり来る。7時13分といえば、7時12分でも14分でもなければ、13分に来る。私たちはそれが当たり前にもなってる。数分でも遅れようもんなら、乗客はイライラするし、運転手も始末書を書くくらいの真剣問題にまで発展する。
先週の金曜日の朝、いつも通りに Hunter's Poit Ave. で降りて、地下鉄に乗り換えた。そしたら次の駅である Vernon-Jackson Aves. で長い間止まっている。信号待ちかな?と止まることはよくあるからボーっと車内の棒に掴まって待っていたけど、5分たっても動く様子がない。そしたら車内にアナウンスが流れて、終点の Times Square で信号が作動せずに、次々と電車が列になって止まっているという。毎日同じ車両に乗ると見たことある人が出てきたりするのは万国共通。いつもドアの前に立っている、なぜか電車内でもサングラスをしたままのクマみたいな温和そうなおじさんですら舌打ちをしてた。朝の通勤ラッシュの地下鉄なんか、身動きすらとれないのに、その状態で待つこと結局40分。おかげで仕事場には30分遅刻。自分のせいではない遅刻は非常に腹が立つ。


安全性を重視してくれるのは有難いけど、それにしても、時は金なり。毎回毎回遅れるのはやめてほしい★

Sunday, February 8, 2009

面倒が続く・・・

なかなか落ち着かない。
私たちの家のローン担当だったBank of America を蹴ったと思えば、私たち担当の不動産の人がいきなり、辞めてしまった!
もともと変わった人で何を考えてるか分かりにくい不思議系だったけど、きっとこの不況の時期なんで首になったんだと思う・・・。
(本人は「他のたくさんの不動産の会社から仕事のオファーが来て、受けることにした」と言ってるけど、実際は解雇されたんだと思う)次に決まった不動産屋が前の会社のまん前というから、彼女はやっぱり変わってる。
一般的に"サービスのプロ"に出会う確立が少ないアメリカ・・・。態度が悪すぎる店員もたくさんいれば、自分の仕事にプライドを一切持たない人もいれば、彼女のように「おいおいおい、途中で・・・」って投げ出す人も多い。自分の仕事が嫌いでも、接客は別と考えて欲しいもんで・・・。

Sunday, February 1, 2009

Headache from Mortgage

サブプライム現象があちこちで起こって、たくさんの人が仕事を失い、家の価格もかなり下がって(おかげで私たちがBuyer's Marketに参加できるようになって)購入する家が決まって、家の検査も終わって、やっと落ち着いたと思えば、更なる問題が・・・。

不景気チャートでの矢印はまだまだ下がって、私たちがローンを組もうとしていた
超大型銀行であるBank of Americaですら経営難
であることが明るみに出て、アメリカ政府からの資金援助で破産は免れたものの、銀行内のパニックはすごい!Bank of America のある支店のローン担当(結構地位は高めの人)との口約束でローン契約が通っていたのに、いきなり何の前ぶりもなくローンの%を上げてきた。「そんな話は以前一言もしてなかった」と怒ってみたり、私たちの弁護士と話をさせてみても、らちがあかない。とにかく向こうは会社の経営状況が原因で内部のゴタゴタがすごいみたいで、一顧客の私たちの心配なんか二の次で、自分の職を守ることで精一杯の様子。

「Enough is enough!」とぎりぎりでBank of Americaを蹴り、弁護士を通して、ローン申請の期限を延ばしてもらい(期限の2日前にいきなり白紙になってしまったから)またステップ①からのローン会社探しに・・・。伸ばしてもらった期限は10日間。ローン会社によって私たちが払う利子率がもちろんかわるので、私たちみたいな30年ローン者にしてみれば、0.2%でも変われば、結果的にはすごい差額になる。

特にアメリカでの便利地域(都会から近い通勤範囲内)での毎年の固定資産税はめちゃめちゃ高い!家の年数(新しければもっと高い)や大きさや価値にももちろんよるけど、ちなみにビル実家の隣の家(といっても、離れているので人を見たこともなければ交流もない)は超豪邸の金持ち。そこの固定資産税は毎年260万円というから、ローン+固定資産税(毎月のローンに加算できる)だけで、月々の支払はすごい金額になる。

日本みたいな毎年2回のボーナス(月給の1倍から1.5倍)というシステムがないので(アメリカではボーナスがあっても数万くらいの寸志らしい)"ボーナス払い"というのは存在しないに等しい。ということで、私たちのBittersweetがあるコネチカットのWilton(NY州との州境の近く)はいわゆる"望ましい"地域の一つにあたるので、税金が高め。ローンだけでなく、これからの固定資産税(基本的に上がることはあっても下がることはない)を考えると、私たちが支払いに一生懸命になるのは目に見えてるので、出来るだけ出費を控えて、少しでも低めの%で処理してもらいたいのが、一番の願い。

毎日のように会社からLay-off(一時休職)される人がいて、"一時"とは名ばかりの解雇なんで新聞とかはそういうニュースでいっぱい。暗いニュースばっかり。