火曜日の出来事
雪嵐ニモの余波はその日も続き、私の急行電車も普段より多くの駅で停車した。
雪嵐ニモの余波はその日も続き、私の急行電車も普段より多くの駅で停車した。
普段は100%座席が確保出来る電車も、元々 単線用の4車両だけなので、停車駅が増え乗客の数も増えれば、容赦無く立ち客も多くなる。
暖房プラス人の熱気で、蒸し蒸しと言うわけではなかったものの、確かに車内の空気は澄んではなかった。
あと10分で、Grand Central駅に着くという頃
「Oh, my God!!!」
車内がザワザワ
「ドクターは居ないか⁉ Is there a doctor here!?!?」
前の方で立っていた女の人が倒れたらしい。
「私は看護師です。I'm a nurse」
と上品なおばさんがカツカツ近寄る。
その間にも、あちこちで救急車に電車をする乗客たちの声。
実際、私の隣に座っていた人も掛けてた。
倒れた人は貧血だったようで、意識をすぐに取り戻し、看護師のおばちゃんは、倒れた人の名前・年齢・脈・体の状態をキビキビと救急番号のオペレーターに伝える。
この一連の行動、たった1.2分の出来事 (*_*)
数分後に駅に着くと、既に警察が待っていた。
(ジャンボ駅なので、常駐している警察や米軍はわんさか居る)
まるでテレビドラマのワンシーンの中、アメリカ人の行動の素早さを見た