Thursday, November 26, 2009

Don Pumpkino!

明日はサンクスギビング
アメリカでは第2にビッグなイベントです。
もちろん国民の祝日であり、サンクスギビングが11月第4木曜日で、翌日の金曜も休み。ということで、アメリカで珍しい4連休になります!
といっても、仕事を休むことに対してユルユルのアメリカ。
さっさと早めに休む人も多く、今日の電車の空っからなこと。

やたらと祝日が少ないアメリカなので、やはり浮かれ気味になる。

私たちもビル両親にお呼ばれされているので
持って行く料理を作ることに・・・。

私が大好きだという理由で①ブロッコリーと腐りかけていた②バナナを使って出来るものをネット検索してみた。その結果・・・

①ガーリックバターとカシューナッツであえたブロッコリー茹で
②バナナスプリーム(デザート)

に決定。
①は取り合えず簡単。
②の方は、私はバターとチョコを湯煎にかけたりしてビル先生を手伝う。




↑ ↑ ↑ ↑
ユニクロのパンプキン色の爺シャツとパッチを着込んで
大張り切りのDon Pumpkino(Mr. Pumpkin)



ちょけすぎ・・・

2個のバナナスプリームを作りました。
ちなみに奥側に見えてる方の白いものはバナナのスライス。その上の黒っぽいのはチョコ。手前の白い山はなんとホイップクリーム。作る過程を見ていた私は知っている。ビルがネット検索してゲットしたレシピ(もちろんアメリカの)通りに作ったというこのバナナスプリーム・・・それはそれはすごい大量のバターと砂糖とホイップクリームをふんだんに使用。直径20cmのパイは軽く見積もって2000k㌍・・・。こわ・・・。

Monday, November 16, 2009

Talk Like Singing

同僚からのご好意で三谷幸喜作・演出の「Talk Like Singing」のチケットを無料でもらい、ビルと二人で昨日の土曜日見に行ってきました。主演はSMAPの香取慎吾。NYU(ニューヨーク大学)の敷地内にあるオフブロードウェイで、これは香取慎吾派と三谷幸喜派のファンに分かれるなー(私は後者)と思っていくと、やはり98%の観客は日本人。簡単には取れない三谷ミュージカルのチケットをこんな簡単にもらって、席は一番後ろから2番目の左端の通路側と、舞台からは離れていましたが、嬉しくて嬉しくて。カーテンコールの時に三谷幸喜も挨拶するかなーと期待しつつ。

すると始まり10分ほど前に、私の視界右後ろにチラッと映った人。なんと三谷幸喜本人。お客さんの反応をみるためか、一番後ろの席に座っていました。私から3mくらいの近距離に三谷幸喜が!と大興奮した私は、「三谷幸喜!!私、本も持ってるしPodcastも聞いてるし!!!」とテンション急上昇してビルの肩をバンバン繰り返し叩いた。ビルは「そんなに好きなら声かけてくれば?」といとも簡単に言う。「でも、迷惑かも~。どうしよう~。恥ずかしい。ビル、サインもらって来てー」とビルを彼の元に送り込みました。日本語で「サインいいですか?」と言うビルの声がギリギリ聞こえてくる。あ、なんか謝られてる。ビルが戻ってきて聞くと「ここダメって言われた」とのこと。残念。そりゃ三谷幸喜がいるって大比良げに分かるとパニックになるもんね。それでも何人か気付いた人ももちろんいて、みんな断られていました。もうちょっと地味な格好をすれば気付かれ率も少ないと思うのに、あの顔&おしゃれメガネ&そして極めつけは真っ赤なネクタイでオーラバンバンも手伝って、目立っていたと思う。会場は850人収容と小さめで後ろの席と言っても舞台はよく見えるし、三谷幸喜も見れたし、むつみちゃん(←チケットを手配してくれた同僚)ありがとう!

《* ミュージカルの内容は以下の通り》

出演は香取慎吾・川平慈英・堀内敬子(四季出身)・新納慎也(元うたのお兄さん)と出演者が少人数で良かった。他の小さい役はこの4人で回してた。たいていのブロードウェイやオフブロードウェイのショーでは、歌とかダンスとかの後には毎回大きな拍手が起こるもの。でも、今回のものは毎回拍手は起こらなかった。実際「おぉ、素晴らしい」と思った箇所のみの拍手だった。そのへんが目と耳が肥えてるNYでの観客の評価だったのだと思う。最初は、英語がペラペラな川平慈英が物語の進行を上手に進めるという趣向で他の出演人物がパッとしなかったものの(中盤はちょっと退屈になってしまった)、後になるにつれ他の3名もうまく個性を出して、最後はスタンディングオベーションへと盛り上がった。川平慈英以外の3人も頑張って英語を勉強してきた成果がよく見えて、発音がきれいだった。歌は川平慈英・堀内敬子・新納慎也が断然うまくて、香取慎吾がその辺かすんでしまってる感じがした。音楽担当が元ピチカートファイブの小西康陽とこちらも売りの一つだったようだけど、あんなに出演者が繰り返し歌ってた歌でも、今になってしまえば実際心に残っていないあたり、インパクトを与えるのって大変で、それも一握りのものなんだと納得。

やっぱりNYはショーのレベルが高いから、評価のハードルが高いんではないかなと思う。
日本での凱旋公演ではもっと盛り上がると思う。


SMAP・香取慎吾(32)の主演ミュージカル「TALK LIKE SINGING」(作、演出・三谷幸喜)のプレビュー公演が12日(日本時間13日)、ニューヨークの「NYU スカーボール・センター」で行われた。日本語と英語の“チャンポン”のセリフと歌に、760人の観客から笑い声が起こる上々の滑り出し。13~22日まで同所で公演が行われ、来年1月には東京・赤坂ACTシアターで“凱旋公演”が予定されている。


拍手が鳴りやまない。スタンディングオベーションが続く。ミュージカルの本場・ニューヨークに、日本からの“逆輸入”で世界初演を果たしたミュージカル「TALK LIKE SINGING」が上々の滑り出しを見せた。


この日、オフ・ブロードウェーでニューヨーク大学が所有する「スカーボール・センター」で行われたプレビュー公演。香取演じるターロウは、踊ったり歌に乗せないと言葉を発することができない不思議な青年。つらいことでも踊りながら話してしまう。川平慈英(47)演じる精神医学者ダイソン博士と、堀内敬子(38)演じる心理言語学者のニモイ博士が治療に乗り出すが、原因がつかめない。ダイソン博士はターロウの頭の中に音楽バンドがいるためだとして、頭の中に入って、バンドを暗殺しようとする。


香取が振り付きで発する日本語でも観客が沸き、米国50州を音楽に乗せて歌う「50State」でも笑いが起こる。全28曲のミュージカルナンバーに乗せて、日本語と英語が交ざる展開にも、観客は取り残されることなく、ついていった。香取は「想定外なほど、盛り上がってくれてびっくり。素直にうれしい」と笑顔で語った。


三谷氏と香取がNHK大河ドラマ「新選組!」でともに仕事をした04年から温めていた企画がついに実現。「香取が緊張する姿を見たい」と話していた三谷氏だが、香取は「ボクは日本でもミュージカルをやっていないので、(NYでやる)怖さが分からない。少しは緊張したけれど、三谷さんがさらに悔しがっているんじゃないかな」と涼しい顔だ。


三谷氏も「反応はやってみないと分からなかったが、いい反応でした。笑いが混在してちりばめられていてよかったです」と観客の反応に胸をなで下ろしていた。

Sunday, November 8, 2009

アメリカの医療事情(その②)

アメリカで病院・クリニックには学生時代の保険室(軽いクリニック並みだった)以外は行ったことがなくて、ただいま標準検査をしてくれるところを探すので一苦労している。

前回も言ったように、アメリカと日本の医療はシステムが違い過ぎる。特に専門用語となると、外来語をサラッと言われてしまうと、思考回路停止に陥る。今言ったことをメールで繰り返してくれないか、と毎回思う。もしくはスペルを言って、そしたら後で意味調べられるからとも思う。特に番号系を早口で言われると最初の一桁でメモるのを止める。何故か分からないけど、未だに英語になると「0ゼロ」と「1ワン」がごちゃごちゃになる。自分では「0」と言ったつもりでも「1」と言っている。たまに左右がごちゃごちゃになると言う人と似たような感じ。

さて、アメリカのクリニックというのはたまに一見さんお断りのところもあったりする。
なので調べるには
① 自分の保険会社が適応されるか
② 自分の保険がHMOかPPOか* 
③ 新患者を受け入れてくれるか
④ Internal Medicine(14歳以上)かFamily(小児含)か

というのは必須。医師が複数勤務するクリニックでも「Dr. John Smithなら何曜日に居るけど、彼でもいいか?」などとこちらの意志を絞って聞かれる。「初めて電話します」って言ってるのに。他人とか他機関から紹介されるパターンが多いということなのか?

そして医者探しをしているときに聞かれるのが「そのドクターの卒業した医大の名前を知りたいですか?」

入り口からして既に複雑・・・。

早く、内科医ならここ、目医者&歯医者ならここ、皮膚科ならここというルーティンを分かりたい。


*HMO(Health Maintenance Organization)とはいわゆる主治医制度でどんな診療であってもまずその担当主治医に相談しないといけない。治療内容が専門以外であると、紹介状を書いてもらい他の医者へ行く。紹介状なしに主治医以外のドアを叩いてしまうと、保険が適応されない。
PPO(Preferred Provider Organization)とはどの医者に行ってもOK。違いは自己負担額がHMOより高くなる。HMOもPPOも、自分の保険会社を適応してくれるネットワークの医者でないと自己負担。

Wednesday, November 4, 2009

Good Bye Molina

風邪を引いたりして更新がご無沙汰になってしまった・・・。
1ヶ月前から何が変わっただろうかと考えていたところ、ありました ありました。

ある日ビルがいつも通り帰宅して、蛙タンク(以前は2000円くらいの魚専用の小さい水槽だったのに、勝手にクレジットカードで豪華な1万円の水槽を買ってきました。正面が観音開きになったもので上には専用の電気付きの立派なもの)のライトをつけて3匹のカエル(バカデカいブロスカ・推定雌のモリーナ・チビ)の様子を見ると・・・。

さすがビル。私は余裕で見逃しましたけど、1匹後ろの方で仰向けになっていて、どこからどう見ても水死体。「へー、カエルも水死すると色が人間の水死体みたいに青み掛かるんか」なんて「Oh, My God!」と嘆いてるビルの前では口が裂けても言えず。(それこそ殺される)

最近チビが元気に成長してきて、モリーナサイズになっていて、私はどっちがどっちだかさっぱりだったけど、ビルは一瞬で「モリーナ・・・」と彼女の死を悲しんでおりました。
実は本人も100%確実ではないと、後で聞きましたが・・・。おいおい。

庭に埋めてあげるのだろうと思って「どこに埋める?」と聞くと、ビルはすごい顔をして
「自分が死んだら埋めて欲しい?それとも火葬にして欲しい?」
「もちろん火葬。埋めれるのは、ねぇ・・・」
「モリーナもきっとそう思ってる!」
と、私がどんなに自分勝手な人間かをまくし立ててくる。
なんだか納得がいかないまま私は口答えもせず、そんなビルが「Come on」と向かった先は、トイレでした。

ま、まさか?!

「モリーナのお葬式をします。別れの言葉を言って」と冗談にしては真剣顔のビルに一応話を合わせて、さほどないモリーナとの思い出などを語ったり。

そして、ビルは便器のレバーを引いて、モリーナの遺体を流しました・・・。